デュタステリドとフィナステリドで効果的なのは?

AGA

アボダートとは?

アボダート側頭部にも効果あり

アボダートとは薄毛治療薬の「サガロー」の正規ジェネリック(GSK グラクソ・スミスクライン社製
正規のメーカー製のジェネリックですので成分「デュタステリド」の抜け毛も防止効果を安価に利用できます。

ディタステリドは脱ホルモン抑制(毛髪が抜ける原因)する脱毛を止める効果がある効能として、フィナステリドと同等の効能とされており、どちらを選択したら良いか迷うかと思います。
アボダートの特徴としては「側頭部」にも効果が有りフィナステリドよりも広い範囲に効果があるとされています。

では、ディステリドの方が良いのでしょうか?

デュタステリドとフィナステリドはAGA治療にどっちが良い?

ジヒドロテストロンが毛根を攻撃

ディタステリドの最大のデメリットは恐らく、当成分の「デュタステリド」がAGA治療薬として承認されているのが日本と韓国の2か国だけという実績の面ではないでしょうか。
デュタステリドもフィナステリドもどちらも抜け毛を促すDHT(ジヒドロテストロン)を生成するテストステロンと5αリダクターゼが結びつきを妨害するという効能は同じではあります。
しかし、フィナステリドは世界的に承認されておれ、欧米からの認可も得られているとみても良いでしょう。*テストステロン:男性ホルモンは

ですが、この「ディタステリド」はこの血液中のDHT(ジヒドロテストロン)の減少率が高いのが特徴であり、抜け毛防止の効果はデュタステリドが高いとされています。

どちらの成分も「抜毛の原因のDHT」の活動を抑制をしますが、2つの違いとしては効果を示す頭部の場所ではないでしょうか。
フィナステリドは男性型脱毛症が現れやすい頭頂部とオデコの生え際へ効果

フィナステリドは効果


デュタステリドは上記に加え、側頭部にも効果があり、つまり広範囲への効果と判断が出来ます。

アボダートとディタステリド"

フィナステリ頭頂部とオデコの生え際に効果

「アボダート」は「フィナステリド+側頭部への効果となります。

AGA治療にデュタステリドが優れているか?

では、確かに、デュタステリドの方が薄毛治療の効果が高くなっているようで、以下の試験データとしては血液中の薄毛の原因の「DHT」の抑制率を表しています。

成分名血液中のDHT抑制率
ディタステリド93%
フィナステリド73%

では、デュタステリドが優れているか?という事ですが、一概にそうは言えないようです。
抜け毛の原因のDHTの抑制効果としてデュタステリドが優れているのが数値として現れています。

しかしながら効果が高い分、デュタステリドは副作用の性機能の低下(つまり勃起不全のED等)の頻度も高くなるようです。
これは、男性機能と関係があるテストステロンへの影響が強あるようです。

デュタステリドとフィナステリドのDHTの影響

2006年の研究では、フィナステリド5mgよりデュタステリド0.5mgの方が効果が高いと報告されています。

参考:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17110217/

また、多くの方がフィナステリドのみで十分に抜け毛防止効果があります。またデュタステリドが持つ側頭部への効果を必要とするAGA患者は多くはないかと思います。
また、費用面においては、デュタステリドよりフィナステリドの方が安価であるのも強みです。長期的に使用するAGA治療ですので安価に越したことはないですね。

例えば以下のフィンカ―は47円/錠(分割しようならば10円/錠以下)

 それでも病院でしっかりとAGA治療をしたいなら

ディタステリドかフィナステリドかの選択においても費用面も大きな影響があるかと思います。
その中でも、医師のサポートを得られる高額医療をご選択され、しっかりと医師と話し合って治療を勧めたい人もいるでしょう。
費用面が次第に厳しくなってくれば、初めは、しっかりと医師の診断で治療をされた場合は病院処方のお薬で比較をしてみ、それから海外のジェネリック品への切り替えでも良いでしょう。

AGA治療はそれぞれの薬を飲んでも完治はしません。飲み続けている限り薄毛の原因を改善する効能があるだけです。

製品名ザガーロプロペシア
効果効能男性における男性型脱毛症男性における男性型脱毛症の遅延
有効成分デュタステリドフィナステリド
抑制する還元酵素5αリダクターゼⅠ型、Ⅱ型5αリダクターゼⅡ型
錠剤の形状淡橙色又は淡紅色不透明の長楕円形の軟カプセル剤ザガーロのイメージ円形・うすい赤色のフィルムコーティング錠プロペシアのイメージ
半減期およそ41時間およそ3〜4時間
価格0.5mg×30カプセル およそ10,000円1mg×28錠 およそ8,000円~

病院では自由診療ですので、診察料(検査費用)や調剤料等があります。
また、中にはサプリメント等をオプションで勧められる事もありますが、現在、医学的に効果があるのはこれらお薬だけです。

根拠のないサプリメント等を「効果(髪の毛が生える)」と広告をするのは違法行為ですので、「期待できる」「おススメ」などは、どんな根拠なのか、お金を払う前にシッカリと確認しましょう。

病院に行く前に、それぞれの費用を確認するのもおススメです。

フィナステリドを使用したが期待した効果を得られなかったのでデュタステリドへ切り替えるとい方もいらっしゃいます。

デュタステリドとフィナステリドの飲み合わせは可能か

デュタステリドとフィナステリドのの同時飲み合わせで強い抜け毛防止効果を得たいでしょう。
文献やそれぞれの服用方法を確認しても、併用禁止の薬品としては、それぞれ含まれてもいないので一緒に飲んでも問題はないでしょう。

しかし、ディタステリドとフィナステリドの併用は問題はないにしても、同じような効能成分を同時に飲んでもAGAには「あまり」意味がないというのが多数派の意見のようです。

それでも、臨床データが無い事から、「多少は効果があるはずだ」との見解の医師もいるようです。

つまり、臨床試験などのデータが無いので、どのような弊害があるかは「分からない」ので潜在的なリスクがある。というのが無難な回答ではないでしょうか。

併用してくれれば単純に売り上げは2倍という事ですから、医薬品を処方する医師も「多少の効果向上」をポジティブにとらえがちかもしれません。
併用する事で、血液中の薄毛の原因であるDHTが「0」に近づくかもしれませんが、同時に副作用が強く出る可能性も否定は出来ないはずです。

副作用のリスクの観点からは、臨床試験のデータを見る限りではフィナステリドから始めて、効果が薄いようでしたら、デュタステリドへ移行するというのが安全ではないでしょうか。

デュタステリド、フィナステリド、共に女性への効果はあるのか?

女性はディタステリドもフィナステリドも使うことができません。

妊娠中の女性や妊娠の可能性がある女性は、お薬の影響を受けると、胎児のジヒドロテストステロン(DHT)の生成が阻害され、胎児の時期に作られる性器が奇形の状態で生まれてきたり、5α-リダクターゼという酵素を作れない子供が生まれる可能性があります。

飲むことはもちろん、皮膚からも吸収されてしまうため、女性が触れることがないように十分に注意をしましょう。

参考サイト

日本皮膚科学会

デュタステリド(Wikipedia)